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お下見ジョーカーズ

接待、デート、女子飲み、打ち上げ・・・ ビジネスマン・ウーマンは、夜も忙しいのです。やりたい事も色々・・・だから食事代には限りがあります。気になるお店をネットでチェック。美味しそう、でもワインは?
お気に入りの銘柄がそのお店にあるとは限りません。それならずばり、予算内で何をどうオーダーしたら良いのか、ワインジョーカーが読者代表と場面ごとにシミュレーションをしてきましたゾ。 このままオーダーすればうまくいく!さあ、一緒に行った気分でお下見しましょう。

【今月のお下見レストラン】

“La Ruée vers l’or” (ルエ ヴェル ロール)は、フランス語で“ゴールドラッシュ”の意味。世界各国の食材をフランス、スペイン、日本(和食)の技術を通したモダンスパニッシュを感じるフランス料理。カリフォルニアのナパヴァレーで修行した千葉ソムリエが選ぶ、世界各国のワイン。
数々の要素が上品にまとまり、発見と安心、その両方を楽しめる落ち着いた空間です。
お店の情報はこちら

今月のお下見ジョーカーズ (読者代表お下見メンバー)

読者代表お下見メンバー

理系研究者のスマートエスコート

ワインシュミレーション予算

 大手化粧品メーカーで化粧品の開発を続ける研究者、児林(こばやし)さん。そのスマートなルックスは、趣味のジョギングが高じて各地のフルマラソンを完走するという努力の賜物。一方、スイーツやコーヒーも好み、発酵系であるワインにも強い関心をお持ちです。理系のワインの選び方はいかに・・・?
 
今宵のお下見レストラン、麻布十番「ルエ・ベル・ロール」へ。

対談

千葉ソムリエ 「いらっしゃいませ。」
児林 「今日はデートの下見に来ました。当日は彼女の希望も聞きながらメニューを決めたいな、と思います。」
千葉 「なるほど。コースもございますが、楽しむことを考えて、アラカルトからいろいろ選んで頂くのがよろしいかと思いますね。目安ですが、お1人様あたり前菜2種類、メインディッシュ2種類で十分でしょう。」
児林 「ではそれでお願いします。そのお料理にあったワインをお勧め頂ければと思います」
千葉 「かしこましました。うちはアメリカ中心でフランスが少ないのです。」
児林 「女性の方なので、美容の点からポリフェノールの多い赤にして、色とストーリーをつなげて提案できればいいですね。」
千葉 「そうですね、途中にグラスの白が入ってもいいと思います。」
児林 「では白はフルーティでスタートして、赤はフルボディでコントラストをつけたいです。」

料理・ワイン画像

さてデート中のワインの流れが決まったところで、料理とワインが登場です。
 
児林 「サンマ、いいですね。ソース?一瞬 肝かと思った!肝だと女性は抵抗ある人もいますよね。ナスなんですね!焼いた風味のナスのピュレがサンマの青臭さを和らげてくれますね」
 
千葉 「脂の乗った秋刀魚にディルで風味付けをし、芳ばしく焼き上げたナスのピューレを添えて、生姜やミョウガでアクセントを加えます」

児林 「このワインはフルーティでふくよかで、 酸がキレイですね」
 
千葉 「そうですね。この地区は太陽の恵みと雨もよく降るからこそ、酸がきれい。こういうスタイルはこのスペインがお勧めです。カリフォルニアはこの爽やか+ミネラル感のあるものが弱く、味がないのが多い。最近ニューヨークのリースリングには良いもの出てきました」

料理・ワイン画像

千葉 「女性に感動して頂きたい時、フランスワインはわりと簡単です。シャトーなんとかを持ってくればそれだけで喜んで頂きやすい。ところがアメリカのワインは上のクラスでも動物の絵のラベルだったりすると、お値段が見えないんですよね。知らないお客様は私の為に¥3000のワインなの?とムっとしちゃうかもしれない。それを避けるのには、例えばピノノワールなら古めの2002年ウイリアム・セリエム。カリフォルニアのピノノワールの代表的な造り手でしかも評価の高い畑。ヴィンテージが古いことによってお客様が「わ、私の為に!」となるケースが非常に多いです。少し長熟タイプのカリフォルニアがいいと思いますね。」
児林 「レア、ヴィンテージ、どれも魅かれる要素で、彼女を連れてきた時にサジェスチョンを加えてストーリー性が高まりそうです。」
 
児林 「このニョッキはもちもちですね!普通と違うくらい。よりソースとよく絡み合います。味は軽めでいくらでも食べられちゃうな。」

そろそろ赤が欲しくなりますね

児林 「このウイリアム・セリエムのピノノワールはスモーキーな感じがいい!重いけど軽い。なんていうか・・・」
千葉 「果実味が重いけれど、ふつうのカリフォルニアにはない冷たい海風により酸がしっかりのっています。畑にいくと太陽がサンサンと降り注いでいるんですよ。」
児林 「好きな味です。太陽がいっぱいな感じで引き込まれるスパイシーさ。」
千葉 「日本であまり知られていないトップクラスの造り手で10年以上の熟成で旨みと複雑さが出ています。飲み慣れてない方へもお勧めです。」
児林 「これならリーズンがわかりやすい。 この味の理由。 カリフォルニアの光の強さや海の風景と味がつながる。気象や土壌のロジックとワインのストーリーがつながって面白い!」
 
千葉 「もう一つのメインディッシュとそれに合わせたワイン、タブラスクリークはまた違ったタイプの面白い組み合わせです。このワインはローヌの名門ボーカステル社のカリフォルニア版で、グルナッシュとムールベードルというブドウのブレンドです。野性味とスパイシーさが特徴です。」
 
児林 「乾いたクスクスは食べ慣れてないが、これは肉汁がまざりしっとりして、羊もやわらかくて美味しい!ワインはサフランのようなスパイシーさが羊とあわさり美味しい!」

料理・ワイン画像2

児林 「ワインは、飲みながら知識欲がみたされますね!そしてその味のリーズンから 勇気がもらえます」

大満足のシュミュレーションでした

レシート画像
次回予告

今月のお下見レストラン

東京都港区南麻布1-5-4 NKCビル2F 03-6453-9274

http://www.la-ruee-vers-lor.com/

営業時間 18:00―25:0(L.O.料理24:00 ドリンク24:30)
定休日 日曜・第1月曜

千葉 和外氏

オーナーソムリエ

千葉 和外氏

フランス料理店シーン、ウェスティン東京「ヴィクターズ」を経て渡米。カリフォルニア州ナパヴァレー大学にて醸造学・ブドウ栽培学を学び、レストラン「オーベルジュ ド ソレイユ」にてカリフォルニアワインを奥深く学ぶ。
2007年帰国後、サイタブリア(西麻布)、オルタシア(麻布十番)にてシェフ ソムリエを歴任し現職に至る。

中井 慎太郎氏

シェフ

中井 慎太郎氏

スペインの「エル・ブリ」でモダンスパニッシュ、フランスの「ジャディス」でフレンチ、日本では「山田チカラ」等で和食の技術も身につける。3ヶ国の技術を通し、世界各国の食材を使ったフレンチをベースにモダンスパニッシュ料理を提供している。二人とも「オルタシア」(麻布十番)出身

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